こんにちは。藤井です。
「覚えられへん!」という声をよく聞きます。
というか、毎日ですが…。
そうすると、「どうやったら暗記できるようになりますか?」という質問が山のように来るわけです。
「とにかく覚えるしかないねん!」とか、
「何度も書いて覚えるんや!」とかいうアドバイスは全く意味がないですね。
ここで、歴史のお勉強。
江戸時代に寺子屋というものがありました。
さて、そこで教えた教科は何でしょうか?
「読み、書き、そろばん」でしたね。
では、なぜ「読み」が一番最初に来ているのでしょうか?
江戸時代には様々な法令が出され、庶民には立て札の形で知らされることが多いんです。
しかし、立て札に書いてある文字が読めなければ、犯罪のオンパレードです。
ですから、小さい時から寺子屋に通い、基本的な知識をきちんと身につける必要があったわけなんですね。
時代が変わっても「読み」というものは大切な勉強なんです。
「これは全部言えるようにしよう」「この用語の説明ができるようにしよう」
それこそが勉強なんですね。
変わらず伝え続けなければならないことだと思います。