こんにちは。藤井です。
毎日、何の話題をブログに書こうかあれこれ思案しているんですが、
住之江校のインスタグラムには写真が随時アップされています。
時々、私の姿も載ってたりして、最近ではハロウィーンのモンスターのお面をかぶった姿がアップされていました。
なかなか、自分で見てても怖かったです(笑)
そんなふうにブログで何を書こうか思案している時に、ショッキングなニュースが飛び込んできました。
沖縄県にある首里城の全焼のニュースです。
僕が沖縄に行ったのは学生時代。
「地理巡検」という授業の一環として、大学2年生の時に伊平屋島を訪れて調査をしました。
その時に、まだ復元工事中の首里城を見学しました。
首里城は写真でしか見たことがありませんでしたが、完成したらいつかは絶対見に行こうと決めていました。
しかし、仕事を始めるとなかなかそういうわけにもいきませんでした。
ちょうど、2000円札が発行された時、首里城がデザインされていましたが、いつかは行こう、いつかは行こうと思っていたところへ、このニュースが飛び込んできました。
沖縄の歴史は授業でよく話をするんですが、室町時代、沖縄本島は北山(ほくざん)・中山(ちゅうざん)・南山(なんざん)の三山(さんざん)に分かれて争いが起きていました。
グスク(城のこと)を拠点に豪族が争っていたんですが、その争いに決着をつけたのが尚巴志(しょう・はし)という人物でした。
彼は琉球王国を建国し、日本・中国・朝鮮半島、そして東南アジアを結ぶターミナルの役割をめざしていきました。「万国津梁之鐘(ばんこくしんりょうのかね)」にその意気込みが表れています。
琉球王国の首都は「首里」と呼ばれ、現在の県庁所在地である「那覇」は外港としての役割を果たしていきました。
その首里城は、資料も少ない中、30年以上かけて復元工事が行われてきましたので、
今回の焼失のショックは、沖縄県民の方だけでなく、多くの人にとっても大きいものです。
また、世界遺産ですので沖縄を訪れる外国人の方にとっても、ショックは大きいでしょう。
ノートルダム大聖堂も焼失したことは記憶に新しいだけに、
いかにして世界遺産を守るか、ということも今後の課題となるのではと思います。
いや、本当に言葉がありません。
月: 2019年10月
#332 高校の勉強こそ大事なんです!
こんにちは。藤井です。
2学期の中間テストが終わったと思ったら、もう10月も終わりを迎え、11月に入るんですね。
早いですね。
で、熱血は11月11日からスタートするわけですから、気の抜けない日々が続きます。
定期テストが終わるたびに、実力テストの結果が返ってくるたびに、
常に答案のチェックをして課題をみつけ、すぐに次のテストに向けて態勢を整える。
こうしたことの繰り返しなんですよね、勉強は。
ところで。
高校受験が終わったら終わりではありません。
勝負は高校での勉強です。
5教科がそれぞれの科目に分かれ、科目ごとで100点満点のテストを受けるわけです。
中学時代と同じような勉強をしていたら、詰みます。
貯金は高校1年生の1学期で使い果たします。
学校の授業のスピードだって、中学とは比べ物になりません。
義務教育のうちは、自動的に学年が上がっていきましたけど、
高校では原級留置がありますから、赤点や欠点があまりに多すぎると進級できなくなる可能性もあります。
中学と高校は全く違うことを意識してほしいと思います。
もちろん、部活動や習い事を続ける人も多いと思いますが、
部活が忙しいという理由で勉強をしなくなったら、あっという間に引き離されてしまいます。
自分の行きたい高校に進学したら、自分がそこでトップ層になってやるという強い気持ちをもって勉強していくことが大切です。
勉強するチャンス、勉強する空間は用意されているわけです。
僕もこの年(アラフィフですが)で、歴検合格という目標に向かって勉強できることを嬉しく思っています。
僕の勉強は、カタツムリのようにノロノロとしたものかも知れません。
でも、必ず鬼瓦の頂上まで登っていきます。
お互い、「受かるんや」という強い気持ちをもって勉強していきましょう。
#331 全員で5S
こんにちは。藤井です。
22時に授業が終わって、生徒が帰宅する時。
駐輪場までお見送りに行く先生。
生徒が使った机の上を綺麗に拭いてまわる先生。
掃除機でフロアを掃除する先生。
帰る時にゴミ出しをする先生…。
授業が終わって疲れているにも関わらず、生徒のために自分から動いてくれる先生。
本当に感謝しかありません。
僕も何かやらねばということで、ゴミ出しをしたり、椅子を入れたり、出席簿を片付けたりしています。
全員の先生で「5S」をやろうという雰囲気が住之江校にはあります。
「5S」とは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字のSをとったもの。
整理 | 不要なものを捨てること |
---|---|
整頓 | 使いやすく並べて表示をすること |
清掃 | きれいに掃除をしながら、あわせて点検すること |
清潔 | きれいな状態を維持すること |
しつけ | きれいに使うように習慣づけること |
気持ちよく勉強できる環境、先生方も気持ちよく授業できる環境を一番に考えて、日々5Sにあたっています。
毎日毎日、ありがとうございます。
#330 テストのあり方再考
こんにちは。藤井です。
さて、テスト問題について、また書くことにします。
中間テストや実力テストの社会科の問題をじっくり解いてみますと、やはり解答不能な問題が出ていました。
ある中学校の実力テストで、
「解答例ではウだが、正解はエではないか」と質問に来た生徒とじっくり解いてみたんですが、どう考えてもエが正解になるというものでした。
出題ミスですね。
その他にも2か所ありました。
結果は「答案用紙回収で採点し直し」ということになりました。
回収されてから、再度生徒の手元に返されるまでの時間のブランクが生じます。
この間で実力テストの復習をみっちりやりたいと思っていた生徒もいるはずです。
時間のロスは非常に大きいですね。
実力テストは、生徒にとって進路を決める上で重要なテストです。
今までの生徒の実力をなるべく正確に測るためには、問題も適切でなければなりませんし、公平・公正さが保たれる試験でないといけません。
実力テストは定期テストと違って、担当の先生の教務力が表れます。
今、大学入試の方法をめぐって揺れに揺れていますが、受験生の不安だけが残るような試験にはしてほしくありません。
まだ受験生が学校で受ける定期テスト・実力テストも残っています。
生徒の学力が正しく測られるテスト作成を、よろしくお願いします。
努力しているのは生徒なんですから。
#329 生徒との掛け合いが楽しい
こんにちは。藤井です。
朝から入試対策講座をしておりました。
Aクラスで「オランダ風説書」の話をしてまして、
僕 「オランダ風説書はオランダ商館長が幕府に提出した」
生徒「(うんうん)」
僕 「では、オランダ商館長のことをカタカナ4文字で何というか」
生徒「???」
僕 「正解は『カピタン』。漢字で書くと『甲比丹』やね」
生徒「ふえー」
Bクラスでは「リサイクル」の話になりまして、
僕 「3Rって言える?」
生徒「えーっと…リサイクル」
僕 「いいねー。あと二つは?」
生徒「…リデュース。あとは忘れたー」
僕 「うん、リデュース・リユース・リサイクルやんね。家庭科でも聞いたことあるでしょ?」
生徒「(うんうん)」
僕 「じゃあ、それぞれの意味は言えるかな?」
生徒「リサイクルが…ペットボトルのフタ…、あーわかりません笑」
僕 「よし、じゃあ書くよ」
こうやって、生徒と掛け合う時が一番楽しいですね。
漫才みたいで楽しいです。
間違ってても、知らなくても、生徒と掛け合う時間が長ければ、本当に授業がイキイキとしてくる感じがします。
土曜日は朝から笑い声が絶えません。
#328 公民小テスト全員満点!
こんにちは。藤井です。
大阪は昨晩、強い風雨に見舞われ、帰宅も一苦労でした。
一方で、千葉県を中心に大雨が降り続いています。
千葉駅の浸水の映像も流れ、土砂災害も懸念される状態です。見ていて心が痛みます。
どうぞ、ご無事であることを祈ります。

社会科の公民の小テストを毎回やっているんですけれども、
中3Bクラス全員満点でした!
この小テストが最終回でしたので、まさに有終の美を飾ることができました。
「全員満点をめざそう」と、この小テストを始める時に伝えた記憶があります。
それを、最後の最後でやってのけたことは、大きな自信につながりますね。
これで、全365問を完走したことになります。
ただ、あくまでも大切なのは今までにできなかったところをピックアップして復習することなんです。
内容についてはテキストを使ってやっていきますので、任せて下さい。
自分で何を復習すればよいかということになれば、今までにやった実力テスト・冊子・プリント・小テストを何度でも解き直すことに尽きると思います。
当然、社会科ばかりやるわけにはいきませんので、曜日を決めて勉強したほうが良いかもしれませんね。
公民に関してはどこよりも先に必要な用語に触れたわけですから、あとは刷り込んで説明できるようにしていくことです。
とにかく地道にいきましょうね。
#327 教科横断型の授業ができる講師に
こんにちは。藤井です。
先にお知らせしておきます。
10月27日(日)は閉館日とさせて頂きますので、ご注意ください。
さて、毎回授業をやっていて思うことは、教科は違ってもいろいろな話ができたかどうか、なんですね。
数学の授業でも社会科の話題になったり、理科の授業でも数学の話題になったり、
国語の授業でも英語の話題になったりと、教科を横断した話ができるかどうかが講師の腕の見せ所と言えるでしょう。
そのためには、専門性を高めるだけでなく、いろいろな分野で知識を豊富に持つことが大切だと思います。
社会科を専門としている僕が、国語や数学や英語を担当するようになって、常にそのことを意識しています。
国語と社会科は結び付きやすいので、国語の文章から現代の抱える問題などを話したりもします。
数学でも例題を解説して、はい終わり、になっていないだろうかと振り返ったりもします。
いずれにせよ、いろいろな話題を引き出しとして持っておくためには、世の中のことに敏感でなければなりません。
教科横断型の授業を目指し、教材研究に励みます。
#326 小さな成功体験の積み重ね
こんにちは。藤井です。
昨日、小学6年生の漢字テストをやりまして、全員100点でした!
採点して返した瞬間、思わず拍手が出ましたね。
一度の成功体験は大きいですよね。
小さな成功体験を積み重ねて、中学に入っても困らない力をつける。
その力は高校に入っても崩れることはありません。
自分の中に自信が生まれて、「次も100点を取る」という意識が芽生えたら、
もう怖いものはありません。
計算力もどんどん上がっています。僕と競争したら僕が負けるくらいの勢いです。
ブログを書いている時刻は15時30分。
6年生の子が自習に来て、黙々と宿題をやっています。
塾でしっかり勉強した後は、思いっきり遊んでいいと思いますよ。
勉強と遊びのメリハリがついていることが、大きなアドバンテージになるんですよね。
この生徒たちが中学生になり、高校生になっていく姿を見るのが楽しみですね。
#325 ほんのちょっとのことに気づける人になってほしい
藤井です。
教室にはウォーターサーバーを置いてあります。
見ると、中学3年生がそのタンクを交換していました。
僕は「タンクの水なくなったら交換してね」とは一言も言っていません。
自分たちできちんと交換し、美味しそうに水を飲んでいました。
教室を広く見渡すと、意外に自分でも気づかないことがあります。
それを、生徒たちは講師に何でも求めるのではなく、自分たちでどうしたらよいかをしっかり考えています。
「ありがとうね」と一言お礼を言うとともに、こんな言葉を思い出しました。
「学習即生活・生活即学習」。
もしかしたら本校のブログでも書いたような記憶がありますが、
学習と生活は密接に関わっているんですよね。
3食きちんとご飯を食べることとか、十分な睡眠をとるとか、そうした生活そのものが学習効果を高めて学力アップにつながるものだと思います。
そして、塾は共有空間なわけですから、
靴をそろえて置く、消しゴムのカスをきちんと捨てる、授業が終わったら椅子を入れて帰るなど、塾に来て勉強する上での生活習慣を身につけさせることも大切だと思います。
もちろん、入塾したての頃はこちらからいろいろと教えてあげることもするんですが、
周囲の生徒がやっているので自分もやらなくてはいけない、という雰囲気にすることも、
学習環境を提供している講師の大切な役割だと思います。
ほんのちょっとのことに気づける人になってもらいたいなと思ってますし、講師がそのお手本を示さないといけないと思います。
自戒ですね。
#324 即位礼正殿の儀と歴史における天皇
こんにちは。藤井です。
今日は、「即位礼正殿の儀」が行われるため、祝日です。
住之江校は朝から自習室開放をしています。
夜は通常授業がありますので、注意して下さいね。
さて、「一世一元の制」というのをご存知でしょうか。
中学生以上は知っていないといけないんですが、「天皇一代ごとに一つの元号を定める」という制度です。
明治天皇が在位していた時代を「明治」、
大正天皇が在位していた時代を「大正」、
昭和天皇が在位していた時代を「昭和」、
現在の上皇が在位していた時代を「平成」、
そして現在の天皇にあたる「令和」ときています。
ここで天皇論について語るつもりはありませんが、
歴史を勉強していて、入試などでよく登場する天皇(上皇を含む)はどれくらいいるか言えますか?
高校日本史レベルで言えば、相当な数です。
ざっと挙げてみても30人以上はいます。
ただ、歴史の転換点となった時の天皇くらいは覚えておかないといけませんよね。
孝徳天皇…改新の詔を出し、公地公民制・税制の実現などを目標に掲げる。
天武天皇…壬申の乱で勝利し、天皇中心の政治がほぼ固まる。
文武天皇…大宝律令を発布し、天皇を中心とした律令政治が確立する。
元明天皇…平城京への遷都。
桓武天皇…平安京への遷都。
後鳥羽上皇…承久の乱で鎌倉幕府を倒そうとするが、失敗に終わる。
後醍醐天皇…武士から政権を奪い、建武の新政を行うが失敗に終わる。
改めて、歴史の上で天皇の存在は大きいことが分かります。
各ご家庭で儀式の様子をご覧になっていらっしゃる方も多いと思います。
2019年、もう一つの新しい時代の始まりと言えますね。